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アドバンス講座8

「ウイルス感染と創薬研究」

藤室 雅弘 先生 京都薬科大学細胞生物学研究室

 9月23日(金曜日)5,6校時を使って、特別授業が行われました。内容は下記のものです。

・KSHV(カポシ肉腫関連ヘルペスウイルス)について

 ヘルペスウイルスは多くの人に潜伏感染しています。KSHVはAIDSなどを発症すると組織をガン化させるやっかいなウイルスです。KSHVがどうやってヒトの細胞に感染するのか、細胞をがん化させるのかについて講義がありました。まさにハイジャックならぬ「CellJack」と呼べる感染のしくみをもっています。

・KSHVに対する抗ウイルス薬の開発

 世の中に抗ウイルス薬と呼べる薬剤は多くありません。しかしHIVだけは非常に多くの研究が進められたので、数多くの薬剤が開発された経過があります。ヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬のうち、「アシクロビル」についてその優秀さに関する説明がありましたが、薬剤耐性(効かなくなる)の問題があることを知ることができました。

・新規候補薬剤の研究

 現在も藤室研では、ヘルペスに対する創薬研究が行われています。薬剤として有用な条件は、@低濃度で標的分子を阻害すること A正常細胞に対する毒性や副作用が少ないこと という科学的な知見を生徒は理解することができました。新しい抗ヘルペス薬として、赤ワイン由来の残渣(しぼりかす)から分離した物質の中に、非常に増殖抑制効果の高い化合物を見つけたそうです。ちなみに、この残渣は、サントリー登美の丘ワイナリーからもらったということです!

 

 今回のアドバンス講座8は、クナラ高校(オーストラリア)の生徒にも参加してもらい、日豪合同の授業でした。途中ディスカッションの時間を設けるなどアクティブラーニングを展開することができ有意義でした。講義全般、ほぼ英語で進められました。生徒の多くは、新鮮さを感じながらも、藤室先生のガン征圧(ウイルス征圧)に対する熱いものを感じ取ってくれたようです。研究の世界に国境はないな!と思えた2時間でした。

 

   
   

 

アドバンス講座3

☆「オオムラサキの生態と里山の保全」

 平成28年7月17日(日),野外研修会が北杜市オオムラサキセンターで実施され,1年生文理科SSHの生徒が参加しました。

 事前に生態系の成り立ちなど,生態学の基礎について学習を行い,『平衡(バランス)』『循環』『生物多様性』がキーワードであると学びました。当日は,オオムラサキの生態,里山の保全についてセンターのスタッフから説明をしていただき,さらに理解を深めることができました。

 生態観察施設ではオオムラサキの成虫を数多く観察できました。オスのほうが羽化の時期が早く,この時期はメスの個体が多く見られます。オオムラサキを保護するためには『里山』という,人間の手が入ることで維持される生態系が必要であることを学びました。

ちょうど羽化の最中でした
野外観察で卵や幼虫を探しました
オオムラサキの生活史についての講義
里山にヒトはどう関わるべきか学びました

 

 

アドバンス講座2

☆「クリーンエネルギーの科学」

 平成28年6月24日(金)1年生文理科SSHの生徒が、甲府市下向山町にある『米倉山太陽光発電所』に向かい、アドバンス講座A『クリーンエネルギー』のサイエンスツアーを行いました。

 山梨県は、全国トップレベルの日照時間であることは有名ですが、それを生かした山梨県独自のエネルギー戦略をより詳しく学ぶことができました。 

施設には、水の電気分解の原理を使い電力を保存する『蓄電』技術も紹介されていました。

 

アドバンス講座1

☆「ワインの科学」

 平成28年5月27日(金)1年生の文理科SSH生徒対象で山梨大学ワイン科学研究センター教授の奥田徹先生によるアドバンス講座1「ワインの科学」が開催されました。
「美味しいワイン」と感じるのは,味覚だけでなく,視覚・聴覚・嗅覚・触覚などが深くかかわっていることを学びました。
 また,科学的であるためには,万人に共通した“ものさし”が必要であることも学びました。

 6月24日(金)2年生のSSH生対象で山梨大学教授 風間ふたば先生によるアドバンス講座7「水と流域環境」が開催されます。
 6月24日(金)1年生の文理科生徒対象でアドバンス講座2クリーンエネルギーを開催し,甲府市下向山町の米倉山太陽光発電所を見学に行きます。

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